サラリーマンの副業倶楽部管理人のロキ(@roki33)です。
皆さんは貯金や定期預金をされていますでしょうか?
定期預金だけで将来に備えようとすると令和の時代では非常に難しい環境です。
国が預金から投資へとスローガンを掲げているため、大切な資産を定期預金よりも少しですが増やせる可能性が高い方法についてご紹介します。
そしてこの記事では今まで貯金しかされておらず、もう少し資産を増やしたいなぁと考えられている方に向けた内容の記事となっております。
目次
預金から投資への理由
考えられる理由は3つです。
1.銀行預金の金利が低く、預貯金だけでは資産形成が難しい
2.物価が上昇している
3.世界では株式投資により資産が増加している
もう少し深掘りしていきましょう。
1.銀行預金の金利が低く、預貯金だけでは資産形成が難しい
昔は預金金利がとても高く、1980年前後では10%の時代もありました。
つまり100万円預けていれば翌年には110万円になっていたということですね。

(株) 農林中金総合研究所 組合金融 2001年春号 p.10から引用
今はゆうちょ銀行の定期預金金利は0.01%です。

ゆうちょ銀行の金利一覧より
1%でも0.1%でもなく、0.01%です。
つまり100万円預けても100円しか利息がつきません。
しかもその利息にも課税(20.315%)されるため、実際には79円しか入ってきません。
銀行預金の金利だけでは資産形成が難しいのがわかります。
2.物価が上昇している
今の世の中、貯金だけで資産を形成することは難しいのが実情です。
それだけではなく物価の上昇により、物や土地の値段が上昇しているため、同じ100円でもできることは少なくなっています。
ディズニーランドのワンデーパスの金額が物価上昇を如実に表していますね。

管理人ロキにて作成
定期預金を1万円していても一向に増えることはありませんが、1万円では徐々にできることが限られてきてしまいます。
3.世界では株式投資により資産が増加している
金融庁の「長期・積立・分散投資に資する投資信託に関するワーキング・グループ」(第1回)議事次第の事務局説明資料では、日本は預貯金の割合が多く、株式の割合が少ないため資産の増加率が他の国と比較して悪いといった資料が使用されています。

金融帳の説明資料より抜粋
日本では家計資産の推移は1995年から比較すると1.47倍ですが、アメリカは3.11倍と日本の2倍以上となっています。
そういった低金利、物価上昇な現代において預貯金だけでは資産が増えていかないことから政府の後押しとして「つみたてNISA」があげられています。
NISAってなに?
そもそもNISAとはNippon Individual Savings Accountの略でもともともイギリスで行われているISAと呼ばれる個人貯蓄口座を日本でも普及させようとつけた愛称のことだそうです。
一般的に株式投資によって得られた利益には20.315%の税金が課せられます。
10万円投資をして、売却時に1万円の利益が出ても実際に入ってくるお金は7,968円です。
約2,000円は税金として徴収されてしまうんですね。
NISAはその税金が非課税となる制度です。つまり先程は2,000円が徴収されていましたが、1万円まるまる利益として入ってきます。
NISA口座で運用して得た利益は全額非課税
NISAにはいくつか種類があります。
【NISAの種類】
1.一般NISA
2.ジュニアNISA
3.つみたてNISA
※1人の口座につきどれか1つしか選べません!3つ全てはNGです。
当ブログでは3のつみたてNISAをメインにご紹介していきますので、1と2は簡単にご紹介します。
1.一般NISAとは?
2014年の1月からスタートした個人投資家向けの税制優遇策です。先程ご紹介したNISA口座で運用して得た利益(株式投資の売買益や配当金)は全額非課税となります。
特徴として年間120万円までを5年間運用ができます。商品は日本の株式や投資信託だけでなく外国株も対象です。
2.ジュニアNISAとは?
こちらは2016年度からはじまった未成年者(0歳から19歳)を対象とした少額非課税制度です。
特徴は年間80万円までを5年間運用できます。こちらも一般NISA同様、対象商品は個別の株式や投資信託等幅広い商品が対象です。
3.つみたてNISAとは?
当ブログでオススメのつみたてNISAは、少額からの長期・積立・分散投資を支援する非課税の制度です。
特徴としては3つあります。
【つみたてNISAの特徴】
1.年間40万円までを20年間運用できる
2.毎月定額の買い付け方法ができる
3.商品が長期資産形成に適した商品に限定されている
1つ目については一般NISAやジュニアNISAと大きく違うのは運用期間が5年ではなく20年間と長期の運用期間であることです。
私達は一般人は投資のプロではないため、短期で結果を求める必要はありません。
仕事をする上では短期(納期や年度内等)で結果を出す必要がありますが、資産形成においていつまでに必ずいくらを貯めなければいけないという目標はあっても決まりはありません。
そのため、短期ではなく長期で形成できることは結果に対するプレッシャーもありません。
2つ目については、一般人は買い時と売り時がわからないため、毎月定額を買い付ける方が余計なことを考えなくて済むからです。安く買えた!高く買えた!というのは結果論です。仮に一度高く売れても20年間一度も失敗しないことは無いでしょう。
私達は相場のことを気にせず、気づいたら買っていたというくらいがちょうど良いと思います。
3つ目については、長期での資産形成にはコストが安い商品が重要となります。つみたてNISAの商品は国が定めた基準をクリアした厳選された低コストな商品ばかりですのでコストの高い商品を間違って買ってしまうということはありません。
3つのNISAの違いとしてはこのような形となります。

初めて投資を始める方はつみたてNISAがオススメ!
結論から言うと初めて投資をされる方はつみたてNISAがオススメです。
下記のような方がつみたてNISAを始めるにはうってつけです。
1.株取引でいつが買い時でいつが売り時かわからない方
2.預貯金だけでは資産が増えないので預貯金より少しだけ資産を増やしたい方
3.どの銘柄が上がるか下がるかわからない方
4.仕事や家事で手一杯で株取引だけに時間を割けられない方
もう少し深掘りしていきましょう。
1.株取引でいつが買い時でいつが売り時かわからない方
私も今年で株式投資を始めて10年以上経ちますがいまだに今後の株価が上がるか下がるかわかりません。
なんとなく下がりそうとか上がりそうとかは考えられますが、明日上がるのか、来月上がるのか、1年後に上がるのか全くわかりません。また普段会社員として仕事をしているため、そういったことを考える時間もありません。
それであればつみたてNISAの特徴であげた「2.毎月定額の買い付け方法ができる」が
非常におすすめです。毎月株価を気にせず機械的に買い付ける方法は日々の仕事や家事に忙しい方にとってはうってつけの方法です。
2.預貯金だけでは資産が増えないので預貯金より少しだけ資産を増やしたい方
世の中には様々な投資方法があります。株式投資と聞くとFXをイメージされる方がいらっしゃいますが、誰もがそんなに儲かる方法ではありません。
株式投資は長期で運用して年間3%~5%の利益が出る程度です。明日いきなり資産が1.5倍や2倍といった美味しい話にはそれ相応のハイリスクが伴います。
虎の子の資産をハイリスクにさらして一瞬で失くなったでは生活が立ち行かなくなります。
先程、預貯金利率について触れましたが、100万円預けても72円しか利息がつかないところをつみたてNISAで100万円投資をして3万円~5万円でも僅かでも良いから増やしたいという方につみたてNISAをオススメしています。
とうぜんつみたてNISAも株式投資のため、100万円が95万円90万円に下がる可能性もありますが、長期であればプラスに転じることが大きいです。
参考までに現金や債券、株式の長期での価値の上がり方を図示したものがあります。

ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」より
そのため、20年間という長期運用であれば初心者の方でも株価はプラスになる可能性が高いです。
3.どの銘柄が上がるか下がるかわからない方
個別の株式投資ではどの銘柄が上がるか下がるかわかりません。きちんと研究してもわからないのが正直なところです。そもそも研究する余裕すらないのが実情です。
つみたてNISAでは投資信託(株式の集合体)を買い付けます。私が買い付けしている投資信託は4,000銘柄の株式に投資をしています。
例えば個別株1社へ100万円投資をしたとして倒産したら-100万円の100%損失ですが、4,000銘柄のうちの1社であれば250円で0.25%の損失です。
※実際は時価総額加重平均ですがわかりやすく単純に4,000銘柄に按分しています。
また、つみたてNISAは投資信託の中でも金融庁お墨付きの厳選された投資信託のみの買い付けとなっております。
投資信託にも良い商品(コストが低い)と悪い商品(コストが高い)があるのですが、つみたてNISAの商品は金融庁によって選別されているため、初心者でもボッタクリ商品をつかまされることはありません。
つみたてNISAの特徴であげた「3.商品が長期資産形成に適した商品に限定されている」がまさにこういったことを解決してくれます。
投資信託の選び方については下記記事の3「良い商品の基準は?」でご紹介しておりますのでご参照下さい。

4.仕事や家事で手一杯で株取引だけに時間を割けられない方
つみたてNISAをはじめる上で実はこれが一番の理由かもしれません。
私もそうですが世の中のサラリーマンやOLといった会社員の方は日々の仕事に忙殺されています。また、主婦の方でも家事や育児で手一杯です。
正直、株式投資のことに時間を割いている余裕なんてないのです。ですから今まで株式投資をされてこなかった。したくてもできなかったというのが理由かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は会社員として仕事をしつつ、休日は子供と遊んだりしているため、株式の勉強もままなりません。その中でどの銘柄が良いのか、いつが買い時でいつが売り時なのかということは正直わかりません。
そのため株価を気にせず、決まった時期に決まった金額を買い付けできるつみたてNISAは私のようなタイプの人間にはうってつけです。
ぜひつみたてNISAで貯金とバランスを保ちながら資産形成をされることをオススメします。
ではでは。
つみたてNISAを開設されたい方はこちらを御覧ください。

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